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2026.05.07 ノウハウ

賃貸でもおしゃれ!原状回復OKのインテリアコーディネート術

 

「賃貸だから壁に穴を開けられない」「退去時に元に戻さないといけないから、おしゃれなインテリアをあきらめている」——そんな悩みを持つ方は多いのではないでしょうか。
しかし実際には、賃貸住宅でも原状回復を前提にしながら、驚くほどおしゃれな空間を作ることができます。

近年は賃貸向けのDIY・インテリアグッズが充実しており、壁を傷つけずに壁紙を変える・釘を使わずに棚を設置する・床材を簡単に敷き替えるといった手法が一般的になっています。
工夫次第で「ここって賃貸なの?」と思わせるほどのおしゃれ空間が実現できます。

この記事では、賃貸住宅での原状回復ルールの基本から、壁・床・収納のエリア別コーディネート術、プロに相談する際のポイントまでを詳しくご紹介します。
nicomadeでは賃貸物件のインテリアコーディネートにも対応しており、退去時のリスクを考慮した提案が可能です。

 


 

賃貸インテリアの基本:原状回復とは何か

 

賃貸住宅でDIYやインテリアアレンジを行う前に、まず「原状回復」のルールを正しく理解しておくことが大切です。

国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン(2024年再改訂版)」では、原状回復を「賃借人の故意・過失、善管注意義務違反、その他通常の使用を超えるような損耗・毀損を退去時に復旧すること」と定義しています。
よく「入居前の状態に戻すこと」と誤解されますが、経年劣化や通常の使用による損耗は原則として借主の負担になりません。

ただし、このガイドラインは法的拘束力のある「法律」ではなく、あくまでトラブル防止のための「目安」です。
最終的な負担範囲は個々の賃貸借契約書の内容が優先されます。入居時に契約書の原状回復に関する条項をしっかり確認しておくことが何より重要です。

 

参考資料:国土交通省「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン(再改訂版)」

 

 

原状回復NGになるものとOKになるもの

 

原状回復が必要(NGになりやすい)なのは、下地ボードの張替えが必要な程度の釘穴・ネジ穴(重量物を掛けるために使用したもの)、壁紙の直接張り替え(剥がせないもの)、床材の接着剤による張り替え、棚や設備の直接取り付けなどです。

一方、画鋲・ピンなどの小さな穴(下地ボードへの影響がない程度のもの)は、ポスターやカレンダーの掲示などの日常生活の範囲として、通常損耗と扱われ原状回復義務が生じないとされることが多いです。ただし、契約書で「画鋲も不可」と明記されている場合はその契約が優先されます。

原状回復OKとして扱われることが多いのは、貼って剥がせる壁紙・ウォールシール、粘着タイプの壁掛けフック(対荷重に注意)、置くだけのフローリングパネル・ジョイントマット、突っ張り棒・突っ張りラック、ラグやカーペットの敷き込みなどです。

ただし賃貸物件によって規約が異なることがあるため、大掛かりなDIYを行う前には必ず管理会社や大家さんへ確認を行いましょう。
許可をもらったうえで作業記録(写真)を残しておくと、退去時のトラブルを防ぐことができます。

 


 

壁のインテリアコーディネート——穴を開けずにおしゃれを実現

 

部屋の印象を最も左右するのが「壁」です。
白い無個性な壁でも、適切なアイテムを使えば劇的に雰囲気を変えることができます。
ここでは原状回復を前提にした壁のコーディネート方法をご紹介します。

 

貼って剥がせる壁紙・ウォールシール

 

賃貸インテリアで最もポピュラーな方法が「貼って剥がせる壁紙(シールタイプ)」です。
水で貼るものや弱粘着のものなど種類も豊富で、退去時には跡を残さず剥がすことができます。
コンクリート風・木目調・タイル柄・ボタニカル柄など無数のデザインがあり、1面だけアクセントウォールとして貼るだけで部屋の印象が大きく変わります。

施工の際は、気泡が入らないよう端から少しずつ貼っていくのがポイントです。
また、直射日光が当たりやすい場所や湿気の多い場所(洗面所・キッチン)では剥がれやすくなる場合があります。

なお、貼って剥がせるタイプであっても、壁の素材によっては剥がす際に跡が残ることがあるため、施工前後の写真を記録として残しておくことをおすすめします。

 

壁掛けアイテムは粘着フック・ピンで

 

絵・ポスター・ミラー・ウォールシェルフなど、壁に飾りたいアイテムの取り付けには「粘着タイプのフック」や「穴跡が残りにくい極細ピン(ニンジャピン等)」が使えます。

画鋲・ピン程度の穴はガイドライン上は通常損耗として扱われることが多いですが、必ず契約書で確認することが前提です。
重量物を支えるための釘・ネジ穴は原状回復の対象になりやすいため、粘着フックや突っ張り式のアイテムで代替することを強くおすすめします。
粘着フックは貼る面の素材との相性があり、塗装壁・クロス壁・タイルなど素材に合った製品を選ぶことが大切です。

また鴨居(かもい)や窓枠・カーテンレールを活用したディスプレイ方法も穴を開けずに楽しめます。
鴨居フック(専用クリップ)を使えば、壁に触れることなくアート作品やグリーンを飾ることができます。

 

突っ張りラック・ウォールシェルフで収納とディスプレイを両立

 

突っ張りラックはスペースを圧迫せずに縦の空間を活かした収納を実現できます。
おしゃれな棚板や籐かごと組み合わせることで、機能性とデザイン性を両立した壁面収納が完成します。
壁と天井に突っ張って固定するタイプは強度もあり、本や雑貨程度なら十分な荷重を支えられます。

 


 

床のインテリアコーディネート——敷くだけで部屋が変わる

 

賃貸住宅の床は、フローリング・クッションフロア・畳など既存の素材がそのままになっていることがほとんどです。
しかし「置くだけ・敷くだけ」の床材を活用することで、退去時にすぐ元に戻せる範囲でのカスタマイズが可能です。

 

ラグ・カーペットで床のイメージを変える

 

最もシンプルで効果的な床のコーディネートが「ラグ」の活用です。
部屋の雰囲気を大きく左右するラグは、素材・色・サイズのセレクトで空間全体のトーンを決める重要なアイテムです。
ウールや綿などの天然素材のラグは、足触りの良さと高級感を同時に与えてくれます。カーペットでソファ下のエリアを区切ることで、オープンなLDKにゾーニング効果も生まれます。

 

置くだけフローリングパネル・ジョイントマット

 

既存の床材が古かったり好みでない場合は、接着剤不要の「置くだけフローリングパネル」や「ジョイントマット(フロアタイル)」が活躍します。
これらは磁石やはめ込み方式で固定するタイプが多く、退去時には取り外して持っていくだけで原状回復完了となります。
デザインも木目・石目・コンクリート風など豊富で、賃貸の床を自分好みの雰囲気に変えることができます。

 

賃貸住宅で床のカラー変更をした事例をご紹介します。

 

 


 

収納・インテリア小物で部屋のスタイルを完成させる

 

壁と床のベースが整ったら、家具・収納・インテリア小物でスタイルをまとめていきましょう。
特に賃貸住宅では「家具の選び方」が部屋の印象を大きく左右します。

 

家具は脚付き・高さのあるものを選ぶ

 

賃貸で特に意識したいのが家具の脚の有無です。
脚付きの家具は床との接触面積が少なく、退去時に動かしやすく床への傷もつきにくいのがメリットです。
また空間の下に抜け感が生まれ、視覚的に部屋を広く見せる効果もあります。
カーテン・ソファ・ベッドフレームなど主要家具を揃える際は「脚付きタイプ」を意識しましょう。

 

観葉植物で空間に彩りとリズムを

 

インテリアコーディネートにおいて観葉植物は非常に重要なアイテムです。
植物は壁や床に変更を加えることなく、空間に生命感・温かみ・色の変化をもたらします。
大型の観葉植物(フィカス・モンステラなど)は視線のアクセントになり、棚の上の小さなサボテンや多肉植物は生活感を和らげてくれます。
植物のグリーンを取り入れるだけで、シンプルな賃貸の部屋でも生き生きとした印象の空間になります。

 

照明を変えるだけで空間が劇的に変わる

 

賃貸インテリアで見落とされがちなのが「照明」の効果です。
既存のシーリングライトを間接照明やフロアランプに変えるだけで、部屋の雰囲気は驚くほど変わります。
天井の照明は工事不要のコードリールで手軽に変更でき、スタンドライトやテーブルランプは置くだけで温かみのある光を演出できます。
昼白色の蛍光灯から電球色のLEDに変えるだけでも、くつろぎ感のある空間に近づけることができます。

 


 

賃貸インテリアをプロに相談するメリット

 

「自分でやってみたけれど、なかなかうまくまとまらない」「賃貸の制約があるなかで、どこまで変えられるのかわからない」という方には、プロのインテリアコーディネーターへの相談が大きな助けになります。

 

制約を逆手に取った提案をしてもらえる

賃貸ならではの制約——壁に穴を開けられない、床材を変えられない、退去時に原状回復が必要——を、プロは「制限の中のデザイン課題」として捉えます。
「この壁はいじれないから、代わりにこの家具で視線を引く」「床は変えられないから、大きなラグでゾーニングする」といった、制約を逆手に取ったクリエイティブな解決策を提案してもらえます。

自分では「できない」と諦めていたことも、プロの視点からは別の方法で実現できることが多くあります。

 

退去時トラブルを防ぐアドバイスも得られる

賃貸インテリアに詳しいコーディネーターは、「これは大丈夫だが、あれはやめておいた方が良い」という実務的な知識も持っています。
貼って剥がせる壁紙でも使用する壁の素材によっては剥がす際に跡が残るケースがあること、粘着フックの対荷重を超えると壁に傷がつく可能性があることなど、経験に基づいた注意点を事前に共有してもらうことができます。
退去時のトラブルを防ぎながらおしゃれを楽しむためのアドバイスは、初めて賃貸インテリアに本格的に取り組む方にとって特に価値があります。

 

完成イメージを可視化してから進められる

賃貸インテリアで失敗しがちなのが「買ってみたら思ったより大きかった」「色が実物と違った」といった購入後のトラブルです。
nicomadeのような3D簡易イメージ作成サービスを持つコーディネーターに依頼すると、家具や小物を実際に購入する前にCGで空間全体の完成イメージを確認することができます。
実物を置いたときの大きさ感・色味・バランスをあらかじめ確認できるため、購入後の後悔を大幅に減らすことができます。

 


 

賃貸インテリアのよくある質問

 

賃貸住宅でのインテリアを考えるときに、多くの方が同じような疑問を持っています。よくある質問と答えをまとめましたので、参考にしてください。

Q.コーディネートに使った家具は退去時にどうなる?

A.インテリアコーディネートで購入した家具はすべて依頼者の所有物です。
賃貸から退去する際は、家具は持ち出すかリサイクルに出すことになります。サイズの大きな家具は引越し時の搬出コストがかかるため、購入前に「次の住まいでも使えるか」「分解・搬出がしやすいか」を確認しておくことが大切です。
コーディネーターにその点も相談しておくと、将来の引越しを見越した家具選びのアドバイスをもらえます。


Q.壁紙を貼る前に管理会社への確認は必要?

A.一般的に「貼って剥がせるタイプ」のシールタイプ壁紙は原状回復可能な施工として認められることが多いですが、賃貸物件によっては「一切の変更を禁じる」規約が設けられているケースもあります。
大規模な模様替えや壁紙の施工を行う前には、必ず管理会社か大家さんに「この範囲でのDIYは問題ないか」を確認する一言を添えておくと安心です。
また施工前後の写真を記録として残しておくことも、退去時のトラブル防止に役立ちます。


Q.海外インテリア雑誌のような空間は賃貸では無理?

A.そんなことはありません。
壁に直接塗料を塗ったり造作棚を設置したりする大規模な工事は難しいですが、それ以外の手段で雑誌のような空間に近づけることは十分可能です。
大判のアートポスター・スタイリッシュな照明器具・存在感のある観葉植物・上質なファブリック類の組み合わせだけで、賃貸でも雑誌映えする空間を作ることができます。
特に照明にこだわると、写真映えも実際の居心地も劇的に向上します。

 


 

まとめ:賃貸でも「自分らしい空間」は必ず作れる

 

賃貸住宅でのインテリアコーディネートは、「できないこと」を嘆くのではなく「できることの可能性」を最大限に引き出すことが大切です。
貼って剥がせる壁紙・置くだけの床材・突っ張り収納・照明の工夫——これらを組み合わせるだけで、退去時の原状回復を心配せずにおしゃれな空間を実現することができます。

なお、本記事で紹介したDIYや内装変更の可否は、国土交通省ガイドライン(2024年再改訂版)を参考にしていますが、あくまでも一般的な目安です。
実際の判断は各物件の賃貸借契約書の内容によって異なるため、大掛かりな変更を行う前には管理会社・大家さんへ必ず事前確認を行ってください。

特に「何からはじめたらいいかわからない」という方は、プロのインテリアコーディネーターに相談することをおすすめします。
賃貸特有の制約を理解したうえで、あなたの好みと生活スタイルに合った最適な提案をしてもらえます。

nicomadeでは賃貸物件向けのインテリアコーディネートも承っています。
3D簡易イメージ作成によるシミュレーションを活用し、実際に変更を加える前に完成イメージを確認できます。
「賃貸でもおしゃれな部屋にしたい」という方は、ぜひ一度ご相談ください。

 

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